この記事では、英語試験TOEIC(トーイック)テストの一つで、日本で広く受験されているTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)について解説しています。まず、レベルや他の英語試験との比較、試験内容など、TOEIC L&Rの概要を説明します。次に、目標スコアを取るための学習計画の立て方や、出題傾向に合わせた勉強法を解説します。最後に当日の試験対策を、例題を挙げながらパートごとに詳述します。TOEIC L&Rを受験しようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

(本記事は、2018年10月時点の情報に基づいています。受験の際は、TOEICウェブサイトで最新情報をご確認ください。)

TOEIC L&Rテストとは

TOEIC L&Rテストは、アメリカに拠点を置く非営利テスト開発機関 Educational Testing Service(ETS)によって開発・制作されています。日本での実施・運営は、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が行っています。ビジネスの現場や日常生活におけるコミュニケーション能力を幅広く測定することを目指して設計されており、リスニングとリーディングの2技能を測定します。受験者は主に社会人や大学生など、英語を仕事で使用する人や就職活動を視野に入れた人です。

TOEIC L&Rは、かつては単に「TOEIC」と呼ばれていました。名称をTOEIC L&Rと変更することにより、スピーキングとライティングの技能をパソコンで測定するTOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)との対照がわかりやすくなりました。TOEIC L&R、TOEIC S&Wの両方を受験することにより、英語の4技能を測定できます。

レベル

TOEIC L&Rの結果は合格・不合格ではなく、10~990点のスコアで表されます。リスニングとリーディングが各495点で合計990点満点です。

TOEIC L&Rのスコアが表す英語力の目安は、以下のとおりです。

●リスニング

スコア できること
375~495 幅広い語彙を理解し、長い文章や複雑な構文を聞いても詳細まで聞き取ることができる。
275~370 中級レベルの語彙を理解し、話の主旨・目的・文脈をだいたい聞き取ることができる。
5~270 基本的な語彙を理解し、短文や話の一部を聞き取ることができる。

●リーディング

スコア できること
425~495 幅広い語彙やよく使われる単語の例外的な意味、慣用句的な用法を理解し、文章の大意と詳細を推測でき、言い換えや複雑な文法構造を読み取ることができる。
325~420 中級レベルの語彙を理解し、文章の大意と詳細を推測でき、難しい語彙・文法をある程度読み取ることができる。
225~320 初級~中級レベルの語彙を理解し、ある程度の長さの文章の意味を推測でき、よく使用される文法構造を理解することができる。
5~220 基本的な語彙を理解し、短い文章の要点を読み取り、よく使用される文法構造を理解することができる。

TOEIC L&Rで測定される英語力のレベルを、語学力の指標CEFR* に基づいて示すと、以下の表のようになります。参考のため、CEFRの各レベルに対応する英検級も併記しました。

CEFR TOEIC L&R 英検
リスニング リーディング 合計
熟達した言語使用者 C2        
C1 490~ 455~ 945~ 1級合格(大学上級程度)
自立した言語使用者 B2 400~ 385~ 785~ 準1級合格(大学中級程度)
B1 275~ 275~ 550~ 2級合格(高校卒業程度)
基礎段階の言語使用者 A2 110~ 115~ 225~ 準2級合格(高校中級程度)
A1 60~ 60~ 120~  

TOEICウェブサイト大学入試センターの公開資料を基に作成)

* CEFRは、世界中で広く利用されている外国語運用能力の指標です。詳しくは当サイト内の記事「CEFRで見る英語・外国語検定試験」をご参照ください。

英検は、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能を測定する試験で、学校生活から日常会話、ビジネスまで幅広い場面での英語が出題されます。対して、TOEIC L&Rはリスニングとリーディングの2技能を測る試験で、ビジネスシーンでの英語が主に出題されます。

受験する意義

社会人の場合、昇任・昇格や英語の必要な部署への配置に当たり、TOEIC L&Rの一定スコアを求められることがあります。またTOEIC L&Rを受験することで、英語力を証明できるだけでなく、スキルアップに積極的な姿勢をアピールすることもできます。

大学生の場合
、ビジネスシーンの英語を多く出題するTOEIC L&Rのスコアを持っておくと、就職活動に有利でしょう。履歴書にスコアを書くことで、英語力だけでなく、大学時代学業に励んだこともアピールできます。英語を必要とする職種やグローバルに展開している企業の場合は、採用に当たってTOEIC L&Rの一定スコアを課すことも少なくありません。

高校生の場合、TOEIC L&Rのスコアを持っていると、英語外部検定利用入試で大学受験に活用できることがあります。ただし、TOEIC L&Rではビジネスシーンを想定した英語が多く出題されるので、高校生にとっては、学校や日常での話題が多い英検の方が馴染みやすいでしょう。

TOEIC L&R受験のメリットは、その受けやすさです。受験料が5,725円と比較的安く、実施回数は年10回、受験地も多いのが特長です。結果が合否ではなくスコアで表示されることも、英語力の証明を確実に入手できるという点ではメリットと言えるでしょう。

試験内容

約45分間・100問のリスニングと、75分間・100問のリーディングから構成され、解答はマークシート方式です。リスニングとリーディングの間に休憩時間はありません。

リスニング

会話や説明文を聞いて設問に解答します。放送回数はすべて1回です。

パート 内容 詳細 設問数 解答時間
Part 1 写真描写問題 写真の内容を最も的確に描写している説明文を、放送される4つの選択肢から選ぶ。 6問 5秒
Part 2 応答問題 発言を聞き、放送される3つの選択肢から、応答として最もふさわしいものを選ぶ。 25問 5秒
Part 3 会話問題 2人または3人の会話を聞き、問題用紙に印刷された質問と4つの選択肢を読んで、最も適当な答えを選ぶ。 39問
(13題×3問)
8秒
Part 4 説明文問題 ミニトークを聞き、問題用紙に印刷された質問と4つの選択肢を読んで、最も適当な答えを選ぶ。 30問
(10題×3問)
8秒

リーディング

問題用紙に印刷された英文を読み、設問に解答します。

パート 内容 詳細 設問数
Part 5 短文穴埋め問題 短文の空所に最もふさわしい語句を、4つの選択肢から選ぶ。 30問
Part 6 長文穴埋め問題 長文の空所に最もふさわしい語句または1文を、4つの選択肢から選ぶ。 16問
(4題×4問)
Part 7 1つの文書または複数の文書の読解問題 ビジネス文書、Eメール、記事などを読み、4つの選択肢から質問への答えを選ぶ。文書中に新たな1文を挿入すべき適切な場所を選ぶ設問もある。 1文書:29問
複数文書:25問

日程

TOEIC L&Rの公開テストは、年に10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)、全国約80都市で実施されています。受験地によっては実施されない回もあるので、TOEICウェブサイトで確認しましょう。

申し込みは、TOEICウェブサイトから行います。コンビニ(セブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート)でも申し込めます。

TOEICテストには、公開テストとIPテストの2種類があります。IPテストは、企業や大学など団体で申し込める特別受験制度で、安価に受験できますが、成績はオフィシャルスコアとしては認定されません。

サンプル問題

サンプル問題は、TOEICウェブサイトで公開されています。

 本番同様の模試を体験してみたい、という方には、『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』がおすすめ!
 この問題集は、実戦さながらの模試を2セット収録しており、出題形式や内容だけでなく、サイズやマークシートまで「本番そっくり」に作成されています。付属CDの音声は、英米豪加の4か国のナレーターで録音されています。読めばスコアアップにつながる「即効! スコアアップ虎の巻」と、TOEIC攻略に役立つ「重要ビジネスワード200」を収めた特別冊子もついています。はじめて受験する人にも、「何度か受験したが、もっと高いスコアを目指したい」という人にもおすすめの1冊です。音声は、旺文社リスニングアプリ「英語の友」で無料で聞くことできます。

平均スコア

日本で2017年度にTOEIC L&Rを受験した人の平均点は、リスニングが320点、リーディングが261点、総合(リスニング+リーディング)は582点です。

受験者 リスニング リーディング 総合
学生 309 250 559
社会人 333 274 607
全体(学生+社会人) 320 261 582

(IIBC「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2018」より)

IIBCが公表した2013年「上場企業における英語活用実態調査」報告書によれば、回答した上場企業の69.3%が「採用時にTOEICのスコアを参考にしている(参考にすることがある)」と答え、新入社員に期待するスコアは平均565点、中途採用社員では平均710点となっています。また、海外での業務遂行に必要な英語力として全社員に期待するスコアの平均は600点、国際部門に期待するスコアの平均は750点とのことです。

また、IIBCの2018年7月12日のプレスリリースによれば、2018年度にTOEIC L&Rを団体特別受験制度(IPテスト)で受けた新入社員の平均スコアは、リスニングが266点、リーディングが223点、総合489点です。

目標スコアへの道のり

以下では、はじめてTOEIC L&Rを受験する人が目標スコアを獲得するまでの道のりを例示しています。個人差があり学習条件も異なるのであくまで目安ですが、学習計画の参考にしてください。

ロードマップ

1. 今の実力を把握し、計画を立てる

TOEIC L&Rの模擬試験が2回分収録されている『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』を使い、時間を計って1回分を解いてみましょう。現在の実力でどの程度のスコアが取れるかを確認します。それから、TOEIC L&Rのスコアをいつまでに取得する必要があるのか、何点を目指すのかなども考慮しながら、学習計画を立てましょう。どのくらいの勉強・期間でスコアを上げられるかは、次項「平均学習時間」を参考にしてください。

2. TOEIC L&Rの問題形式と解き方を知る

『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 全パート教本[三訂版]』を使い、TOEIC L&Rの問題形式や質問文の特徴を学びましょう。リスニングは何に気をつけながら放送文を聞くべきか、リーディングはどの箇所に注意して読むべきかなど、解答のコツを理解します。

3. 自分の弱点を洗い出す

『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』の2回めの模試を、時間を計りながら解いてみます。答え合わせをするだけでなく、正答率の低いパートはどれか、目標の時間配分内で解答を終えられたか、などと、目標スコアに届かない理由を分析し、自分の弱点を発見しましょう。

4. 弱点を克服するための学習をする

苦手意識のあるパートは、『TOEIC L&Rテスト 集中ゼミ』シリーズなどを使い、重点的に学習しましょう。時間配分のしかたに自信がない場合や、模試の数をこなしてTOEIC L&Rに慣れたい場合は、『TOEIC L&Rテスト 本番模試1回分[改訂版]』『スコアが上がる TOEIC L&Rテスト 本番模試600問[改訂版]』で演習を重ねるのがおすすめです。語彙力が全体的に不足していると感じるなら、『TOEICテスト 英単語ターゲット3000』など単語集を使い、効率的に覚えましょう。

平均学習時間

一般に、外国語運用能力の国際的な指標CEFRを1段階上げるには、指導者の下での学習が約200時間必要とされています。TOEIC L&RのスコアとCEFRの対照関係は以下の表のとおりです。

CEFR TOEIC L&R
リスニング リーディング 合計
C2      
C1 490~ 455~ 945~
B2 400~ 385~ 785~
B1 275~ 275~ 550~
A2 110~ 115~ 225~
A1 60~ 60~ 120~

TOEICウェブサイトを基に作成)

自習、特に書籍での自学では、もっと時間がかかると思われます。ただ、TOEIC L&Rは問題形式に慣れることでスコアを上げやすいテストです。以下の勉強法を参考に、TOEIC L&Rに特化した効率的な学習を心がけましょう。

勉強法

単語・熟語

TOEIC L&Rは初級から上級まで広い範囲の受験者を対象とする試験なので、平易で基礎的な単語から難しい語句・慣用句的な用法まで、幅広い難易度の語彙が使用されます。ビジネス用語が頻出するのが特色で、president に「大統領」だけでなく「社長」という意味もあるなど、基本的な語彙のビジネス的な意味を知っておくことが大事です。特にPart 5, 6は穴埋め問題で、語彙の知識がピンポイントで試されます。

参考書

おすすめの参考書は、『TOEICテスト 英単語ターゲット3000』です。第1章ではTOEIC L&Rの基本的な単語・熟語を、第2章ではビジネス用語とその背景知識を学びます。第3章では長文を読みながらTOEIC L&R特有の語を身につけるという構成で、語彙力を多角的に培うことができます。通勤・通学中に単語を覚えたいという方には、『TOEICテスト 英単語ターゲット3000』の内容を精選した『TOEICテスト 英単語ターゲット1500』が、文庫サイズで持ち運びに便利です。どちらの音声も、旺文社リスニングアプリ「英語の友」で無料で聞くことできます。

勉強法

基礎に不安がある人は、多量の語彙や難解な意味を焦って覚えようとするよりも、まず基礎を固めるとよいでしょう。具体的には、『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』など、TOEIC L&Rに特化した参考書を使い、問題を解いたり解説を読んだりしながら、この中で出会う語彙の意味や品詞を確実に頭に入れていくのです。ノートを用意して、初めて見た語彙を片っ端から書き込み、ときどき見返して覚えるとよいでしょう。大学生などビジネス英語に馴染みのない人は、『TOEICテスト 英単語ターゲット3000』の第2章などで、ビジネス用語についての知識を蓄えましょう。HR Department(Human Resources Department、人事部)など会社特有の用語も大事ですが、board が「掲示板」ではなく「取締役会」という意で使われるなど、一般的な単語がビジネス用語として使われるケースも要注意です。

もう一点TOEIC L&Rで重要なのは、語彙の意味を即座に思い出せることです。選択肢にすばやく目を通したり多量の英文を読んだりする必要がある試験なので、単語集や自作の単語帳で単語を覚えるときは、見た瞬間にその単語の意味がひらめくよう訓練しましょう。単語は1つずつ覚えるのではなく、as soon as possible(できるだけ早く)や cut costs(出費を抑える)など、定型表現やコロケーション(語のよく使われる組み合わせ)単位で覚えることも大事です。英文を読んだり聞いたりしたとき、単語のまとまりごとに意味が理解できると、リスニングの理解度やリーディングの速度が上がります。

文法

TOEIC L&Rでは幅広い難易度の文法が使用されます。リスニングでもリーディングでも、シンプルな短文や基礎的な文法規則から、否定構文や複雑な文構造まで、さまざまな文法知識が問われます。特にPart 5, 6は穴埋め問題で、品詞の正確な理解、動詞の活用・時制・主語との対応、関係詞の用法など、文法力が直に試されます。

参考書

おすすめの参考書は、『TOEIC L&Rテスト 集中ゼミ Part 5&6』です。TOEIC L&Rの中でも文法の知識が特に重要なPart 5と6に特化した対策書で、文法項目別に学習する仕組みになっています。模擬試験(Part 5&6のみ)もあり、その解答・解説は正答か誤答かだけでなく、誤答がなぜ誤りなのかを文法的に解説しているので、知識をさらに確実なものにすることが可能です。

勉強法

文法に苦手意識がある人は、『TOEIC L&Rテスト 集中ゼミ Part 5&6』など、文法の説明が詳しいTOEIC L&R向けの参考書を選んで学習するようにしましょう。TOEIC L&Rによく出る文法事項に絞って解説しているので、文法書を読むより効率よく文法力の底上げができます。そしてまずは、文が短く取り組みやすいPart 5を中心に勉強しましょう。Part 5の文法問題で文法力を鍛えれば、Part 6や7の長文を読む基礎力もついてきます。

文法の知識が頭に入っている人は、文法の表す意味が英語の文脈の中で即座に理解できるよう訓練を重ねましょう。TOEIC L&Rでは、リスニングは1回しか読み上げられず、かつ選択肢や読解問題の文書など読まなければならない英文も大量です。ですから1文1文、「この that は目的格の関係詞だから…」「have been が使われているから現在完了の受動態で…」などと分析している時間はありません。『TOEICテスト 英単語ターゲット3000』の第3章など、英文に音声のついた教材を使い、英語音声を流しながらスクリプトを目で追ってみる、音声に合わせてスクリプトを音読してみるなどして、音声のスピードで英文を理解できるようになるまで、何度も繰り返し聞いたり読んだりするとよいでしょう。次第に文法の知識が消化され、英文を聞いた/読んだ瞬間、文法的なニュアンスも含んだ意味が頭にひらめくようになります。

リスニング

TOEIC L&Rのリスニング問題は、難易度にかなり差があります。Part 1と2は、シンプルな短文や会話の定型表現が出題されることが多く、比較的短期間でスコアを伸ばしやすいパートです。それに対してPart 3と4は、より複雑な会話やボリュームのある説明文を聞いて複数の問いに答えるため、難易度が高いと感じられることでしょう。問題用紙に印刷されている質問・選択肢を先読みし、具体的な場所や時間など必要な情報を待ち受けて聞き取る力が求められます。聞きながら選択肢を読むスキルも磨いておくとよいでしょう。

参考書

おすすめの参考書は『TOEIC L&Rテスト 集中ゼミ Part 1~4』です。TOEIC L&Rのリスニングに特化した対策書で、リスニング問題を構成する4つのパートにつき、問題形式と解答方法をそれぞれ詳述しています。基礎から応用まで段階を踏んで勉強していくので、リスニングに苦手意識のある方も確実に力を養うことができます。

勉強法

リスニングに苦手意識がある人は、リピーティングやシャドーイング、ディクテーションなどのトレーニングをしてみるとよいでしょう。リピーティングとは、英語の音声を聞いたあとそれを復唱してみる勉強法で、シャドーイングは、英語の音声を流しながらできる限りすぐ復唱していくこと、ディクテーションは音声を聞いて書き取りをするトレーニングです。リピーティングとシャドーイングは、スクリプトを読めば理解できるのにリスニングになると聞き取れないという人におすすめです。read(読む)と lead(案内する)など、似た発音も自分で発音してみることで舌の位置の違いなどを実感でき、判別がつくようになります。なぜ聞き取れないのかわからないという人は、ディクテーションをしてみると、「弱く発音される前置詞を聞き落としていた」などと、原因を特定できます。

また、TOEIC L&Rには、職場で起きたトラブルの相談やスケジュールの調整など、ビジネス現場を想定した会話が頻出します。会話を聞いたときに、その場の情景が想像できるようになると、次に続く会話を予想でき、大きな強みになります。『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』『スコアが上がる TOEIC L&Rテスト 本番模試600問[改訂版]』など、TOEIC L&Rの模試で演習の数をこなして、TOEIC L&Rによく出題されるシチュエーションに慣れておくとよいでしょう。

リスニング対策には、無料ダウンロードできる旺文社リスニングアプリ「英語の友」がおすすめ! 再生速度を×0.5~×2.0まで自在に変更できるので、聞き取れない箇所は速度を落として聞くなど耳のトレーニングに最適です。アプリを使った学習法は「アプリ『英語の友』の使い方と学習法」を、リスニング全般の対策は「英語のリスニング:上達する勉強法」を、ぜひご参照ください。

リーディング

TOEIC L&Rのリーディングは、問題により難易度に差はありますが、抽象的または専門的な文章や高度に難解な問いは出題されません。文章はいずれも実用的な内容で、設問はじっくり読めば解けるものが主流です。ポイントはむしろ分量であり、時間内に多くの文書を読みこなす力が求められます。

参考書

おすすめの参考書は、『TOEIC L&Rテスト 集中ゼミ Part 7』です。TOEIC L&R のPart 7に頻出する文書のパターンと解答のコツを、「Eメール」「掲示」「説明書」など、文書パターンごとに学べます。

勉強法

TOEIC L&Rのリーディングで求められるのは、大量の英文の中から必要な情報を見つけだすスキルです。したがって、まず設問を見て問われている情報を確認してから速読する訓練が役立ちます。速読といっても、ひたすら速く目を走らせるのではありません。文章の要点が書かれている部分を見つけたら、その部分はしっかり読んで、必要な情報を正しく読み取るのです。

TOEIC L&Rで出題されるのは実用的な文書なので、ある程度の型が定まっています。掲示は、大文字になっている小見出しを見れば質問とかかわりがある箇所か否かがわかる、手紙の場合は宛先と差出人の肩書を見ると内容を推測しやすいなど、文書の形式ごとに、どこを見れば何の情報が得られるのかを理解しておくことが大事です。特に大学生の場合、ビジネス文書や実用的な英文を読む機会が少ないと思われます。『TOEIC L&Rテスト 集中ゼミ Part 7』などでTOEIC L&Rに頻出する文書に馴染み、業務上のEメールや製品の説明書・保証書などの定型やルールを学んでおくとよいでしょう。

予想問題

TOEIC L&Rは、試験のテクニックや時間の配分がスコアに影響を与えるタイプのテストです。リスニングでは、放送文の分量が多いPart 3と4で、問題用紙に印刷されている質問・選択肢を先読みできるかがカギになります。リーディングでは、読むべき英文の量が多いため、解ける問題に注力して難問はあきらめるなど、自分のレベルに応じた試験運びがポイントです。

参考書

はじめて受験する方には、2回分の模試を収録した『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』がよいでしょう。まず1回めの模試を解いて今の実力や弱点を把握し、それから試験対策を日々行って、仕上げとして2回めの模試にチャレンジするのがおすすめです。問題の数をこなしてスコアを上げたい方には、3回分の模試を収めた『スコアが上がる TOEIC L&Rテスト 本番模試600問[改訂版]』が向いています。試験まであまり時間が取れない方には、『TOEIC L&Rテスト 本番模試1回分[改訂版]』がおすすめです。「スコアアップテクニック集」や「受験直前&直後の過ごし方アンケート」など、直前や当日に役立つ情報をまとめてあります。

上記「本番模試」シリーズ3冊の音声は、付属CDだけでなく、旺文社リスニングアプリ「英語の友」でも無料でダウンロードして聞くことができます。CDの音声をパソコンに取り込んだりする手間が不要な上、スマートフォンやタブレットで手軽に聞けるので、ぜひご活用ください!

勉強法

上記の『TOEIC L&Rテスト本番模試』シリーズの3冊には、本番同様のマークシートが付いています。このシートを使い、制限時間を守って、本番に臨む気分で模試を解くことが大事です。集中力を2時間保つことや、実際に目標時間内に解答を終えて次へ進むことが、いかに大変かを経験しておくのとしないのとでは、スコアが大きく異なるでしょう。また、実際にマークシートで解答してみると、マーク欄を塗りつぶすのにも案外、時間がかかるものだと気づきます。TOEIC L&Rでは問題用紙への書き込みが禁止されているので、メモしたり下線を引いたりせずに解答することにも慣れておきましょう。

かなりハイスコアの受験者でないと、リーディング問題を最後まで解くことは難しいでしょう。自分の目標スコアを考慮し、このパートはじっくり取り組む、このパートは最低限の時間で終わらせるなど、計画を立てることも一つの戦略です。リスニング問題は気持ちを切り換えて次に放送される問題に集中する、わからない問題があって「あとで考えよう」と思う場合でも、とりあえず「これかな?」と思うものをマークしておくなど、試験運びに慣れておくことも大事です。ハイスコアを狙う場合は、全部読みきるためにどれくらい急ぐ必要があるのか、模試で体感しておきましょう。

TOEIC L&Rは分量の多い試験なので、模試を1回分解くだけでも、かなりのことを学ぶことができます。本番同様に解いて答え合わせをするだけでなく、復習もしっかり実行すれば、多くのことが身につくでしょう。

当日の試験対策

当日、必要な持ち物は、

  1. 受験票(試験日の約2週間前までに郵送される)
  2. 証明写真1枚(受験票に貼付)
  3. 本人確認書類(写真付で有効期限内のもの)
  4. HBの鉛筆(またはシャープペンシル)と消しゴム
  5. 腕時計

です。

当日のスケジュールは、以下のとおりです。

11:45~12:30 受付
12:35~13:00 試験の説明・音テスト
13:00~15:00 試験開始~試験終了
15:00~15:15 問題用紙・解答用紙の回収
15:15(予定) 解散

リスニングの音声は会場に設置されたスピーカーなどで再生されます。音量が小さいなど聞こえづらい場合は、試験開始前の音テストの際に申し出るようにしましょう。

TOEIC L&Rには、いわゆる不正・迷惑行為以外にも禁止事項がありますから要注意です。まず、問題用紙にメモしたり下線を引いたりすることは許されません。書き込みながら解答する習慣のある方は気をつけましょう。問題用紙の持ち帰りも禁じられています。また、試験はリスニング・セクション(約45分)、リーディング・セクション(75分)の順に、連続して行われますが、試験中、もう片方のセクションの問題を見たり解答したりすることも禁止されています。

リスニング

各パートの冒頭に、問題の内容や例題を解説するDirectionsが英語で流れます。Directionsは毎回一定です。Part 2以外は、問題用紙に写真、質問、選択肢などが印刷されていますから、Directionsが放送されている間に目を通しておくとよいでしょう。

パート 内容 設問数
Part 1 写真描写問題 6問
Part 2 応答問題 25問
Part 3 会話問題 39問
(13題×3問)
Part 4 説明文問題 30問
(10題×3問)

リスニング・セクションで何問正解したらどの程度のスコアが取れるのかは、以下の表を参考にしてください。なお、この表は旺文社が独自に作成したものであり、あくまでも目安です。また、正解数とスコアの対応はテストの難易度により変動します。

正解数 スコア
100 495
90 455
80 395
70 340
60 285
50 230
40 175
30 125
20 75
10 35

Part 1 写真描写問題

問題用紙に印刷された写真を見て、放送される4つの短い選択肢から、写真を最も的確に描写しているものを選びます。解答時間は5秒です。

例題:
(問題用紙に掲載されている写真)
4.

(放送される英文)
(A) She’s viewing the screen.
(B) She’s touching the monitor.
(C) She’s holding the handset.
(D) She’s typing on the keyboard.

『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』より)

答え:A

基礎的な語彙の知識があれば、正解しやすいパートです。放送が始まる前に、写真に何が写っているかチェックしましょう。注意すべきポイントは、人物が写っている場合はその人数、動作、服装、物や風景の場合はその名称や状態、物同士の位置関係です。

TOEIC L&Rのリスニング問題は、1回しか放送されません。正答がわからない場合は、悩んで時間を浪費したりせず、正答にいちばん近いと思う選択肢を速やかにマークして、次の問題へ気持ちを切り換えましょう。写真、質問、選択肢などが問題用紙に印刷されている問題の場合は特に、放送が済んだ問題の内容を思い返して迷うより、次の問題を先読みする方がスコアを上げられます。

Part 2 応答問題

2人(主に男女)の会話を完成させる問題です。ある発言と、それへの返事である選択肢3つが放送されるので、最も適切な応答を選びます。解答時間は5秒です。

例題:
(問題用紙に印刷されている設問)
24. Mark your answer on your answer sheet.

(放送される英文)
A : Why didn’t you take the 12:15 train?
B :
 (A) About 12 to 15 hours to get there.
 (B) Yes, we trained there, too.
 (C) I changed my plans.

『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』より)

答え:C

Part 2は、発言の冒頭に意識を集中しましょう。冒頭に What、Why、When、Where などの疑問詞が聞こえたら注意して聞き取り、その答えとなるべき物、理由、時間、場所を予測しながら、残りの放送に耳を傾けます。発言が疑問文でなく、発言者の気持ちや状況を語る平叙文であることもあります。例題のように、12:15 と 12 to 15、train と trained など、発言中の語句とよく似た発音の語が選択肢にある場合は、引っかけかもしれないので注意しましょう。

Part 3 会話問題

2~3人の会話とそれについての質問を聞き、答えを4つの選択肢から選びます。会話1題につき質問は3問ずつで、質問と選択肢は印刷されています。解答時間は8秒です。

例題:
(問題用紙に印刷されている質問と選択肢)
32. What is the woman’s problem?
(A) Her document is missing.
(B) Her computer is not functioning.
(C) An e-mail address is incorrect.
(D) A file is not complete.

33. When should the files be sent?
(A) By 2:00 P.M.
(B) By 3:00 P.M.
(C) By 4:00 P.M.
(D) By 5:00 P.M.

34. What does the man suggest the woman do?
(A) Call the design engineer
(B) Revise the file
(C) Log onto a different computer
(D) Use a delivery service

(放送される英文)
Questions 32 through 34 refer to the following conversation.

M : What’s wrong, Cindy? You look worried.
W : I need to e-mail these files to the design engineer at Durant Piper Corporation by 5:00 P.M. and my computer isn’t working!
M : Don’t worry. It’s only 3:00 now. You still have two hours left. I’m sure IT will be able to fix it soon. Just to be sure, though, why don’t you send the files from my computer?
W : Oh yes, I hadn’t thought of that. Thanks, Randy!

No. 32: What is the woman’s problem?
No. 33: When should the files be sent?
No. 34: What does the man suggest the woman do?

『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』より)

答え:32. B 33. D 34. C

頻出するパターンの放送文は、ビジネスや日常の場面でトラブルが起き、その対応策を相談・提案する会話です。何が問題なのか、どういう解決策が提示されたのか、などに注意して聞き取るようにしましょう。指示文の放送中や問題を解いたあとは、すぐ次の問題の質問3問を先読みすることが大事です。「いつ」「どこで」「何を」「誰が」など、質問を把握した上で、必要な情報を待ち受けながら放送文を聞きましょう。余裕があれば、先読みの際に選択肢にも目を通し、会話の内容を予測しましょう。可能であれば放送文を聞きながら選択肢をマークできると、なおよいでしょう。

Part 4 説明文問題

1人が話す説明文とそれについての質問を聞き、答えを4つの選択肢から選びます。説明文1題につき質問は3問ずつで、質問と選択肢は印刷されています。解答時間は8秒です。

例題:
(問題用紙に印刷されている質問と選択肢)
71. According to the speaker, what can be found in the training materials?
(A) Locations of all the divisions
(B) Names of their competitors
(C) Information about the company’s expertise
(D) Advice on investments

72. What is implied about Leighton?
(A) It has gained a large market share.
(B) It has existed for a long time.
(C) It has used complex strategies.
(D) It has recruited new managers.

73. What will the listeners do next?
(A) Take off their ID badges
(B) Retrieve their mobile phones
(C) Go up to the second floor
(D) Tour the trading area

(放送される英文)
Questions 71 through 73 refer to the following talk.

Welcome to Leighton’s Investment Division. As you’ll know from reading the employee training materials we sent you, this is one of our areas of expertise, the other two being Retail and Corporate Banking. Our goals are simple: to help our clients grow their personal or business success through sound financial management. Our strategy has helped us through many decades, even in times when our competitors have struggled or failed. You’ll learn more about that later. First, please switch off your phones and make sure your ID badges are visible while I take you through our secure trading floor.

No. 71: According to the speaker, what can be found in the training materials?
No. 72: What is implied about Leighton?
No. 73: What will the listeners do next?

『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』より)

答え:71. C 72. B 73. D

指示文の放送中や問題を解いたあとは、すぐ次の問題の質問3問を先読みしましょう。「いつ」「何が」「どこで」「話者は誰か」など、質問の要点を把握した上で、必要な情報を待ち受けながら放送文を聞くことが大事です。余裕があれば、先読みの際に4つの選択肢にも目を通し、放送文の内容を予測しましょう。放送文を聞きながら選択肢にマークできるとさらによいでしょう。またPart 4では放送文の冒頭で、Questions X through Y refer to the following .(設問XからYは、次の…に関するものです)と、放送される内容が明言されます。…に当てはまるものが speech(スピーチ)なのか recorded message(録音された伝言)なのか business report(業務報告)なのか、集中して聞き取るようにしましょう。

リスニングの解答時間中に、リーディング問題を見たり解答したりすることはできません。This is the end of the Listening test. Turn to Part 5 in your test book.(これでリスニング試験は終わりです。問題用紙のPart 5に取りかかってください)などとアナウンスされてから、ページをめくるようにしましょう。

リーディング

TOEIC L&Rのリーディング問題は分量が多く、完答できるのはかなりの上級者です。自分の目標スコアを考慮し、難しい問題はすぐ切り上げて次の問題へ進む、解きやすいパートに時間をかけるなど、計画性をもって臨みましょう。以下の表の「目標解答時間」も参考にしてください。

パート 内容 設問数 目標解答時間
Part 5 短文穴埋め問題 30問 10分
Part 6 長文穴埋め問題 1題につき4問
計16問
8分
Part 7 1つの文書または複数の文書の読解 1文書:1題につき2~4問、計29問
複数文書:1題につき5問、計25問
合計54問
57分

リーディング・セクションで何問正解したらどの程度のスコアが取れるのかは、以下の表を参考にしてください。なお、この表は旺文社が独自に作成したものであり、あくまでも目安です。また、正解数とスコアの対応はテストの難易度により変動します。

正解数 スコア
100 495
90 445
80 390
70 335
60 275
50 215
40 160
30 110
20 70
10 35

Part 5 短文穴埋め問題

文法・語法・語彙の知識を問う穴埋め問題が30問出題されます。1問あたりの目標解答時間は20秒です。

文法・語法

例題:
110. Ms. Singh made it her personal ------- to track the company’s profit margins in each of the major regions it operated in.
(A) interesting
(B) interest
(C) interestingly
(D) interested

『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』より)

答え:B

Part 5でよく出題される文法・語法問題は、品詞問題、主語・時制に合った動詞の活用形を選ぶ問題、格や先行詞にふさわしい関係詞を判断する問題、意味や語法に合った前置詞を見分ける問題などです。接続詞や比較もよく問われます。

最もよく出題される品詞問題の場合、問題文の構造を正確に把握し、空所に入れるべき語が名詞なのか、動詞なのか、あるいは形容詞なのか判断して適切な品詞を解答しましょう。「interestingly は、語尾に ly がついているから副詞だ」などと、品詞をつくる接頭辞・接尾辞を知っておくと役立ちます。

語彙

例題:
113. Green World Foods emerged as the most ------- brand in a survey, with 93% of respondents feeling positive about the company.
(A) imported
(B) trusted
(C) reviewed
(D) assumed

『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』より)

答え:B

まず、4つの選択肢を見て、設問のタイプを判断しましょう。選択肢がすべて同じ品詞で意味が異なる場合は、語彙力を試される問題です。問題文全体を読んで文意を確認し、最もふさわしい意味の選択肢を選びましょう。語彙問題は知っている語か否かが勝負ですし、時間も貴重です。悩まずいちばん正答に近いと思う答えをマークし、すぐ次の問題へ進む方がよいでしょう。

Part 6 長文穴埋め問題

文書中の空所に最もふさわしい語句や文を、4つの選択肢から選びます。1題(1文書)につき空所は4つ、4題で計16問です。1題(4問)あたりの目標解答時間は2分です。

例題:
Questions 131-134 refer to the following letter.

131.
(A) requirement
(B) inquiry
(C) request
(D) opportunity

132.
(A) Your loan application is incomplete as it is.
(B) We would also like to inform you of another positive aspect.
(C) We cannot help you any further at this point.
(D) Interest rates are not favorable in today’s economy.

133.
(A) somewhere
(B) anywhere
(C) everywhere
(D) nowhere

134.
(A) according
(B) close
(C) thanks
(D) only

『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』より)

答え:131. D 132. B 133. B 134. D

まず、すべきことは、選択肢を見て設問のタイプを把握することです。問題によっては文書全体を読む必要がなく、空所の前後から正答を絞り込めることがあります。例えば選択肢に動詞の活用形や派生語が並んでいたら、シンプルな文法問題である可能性が高いでしょう。それ以外の設問では、空所前後の文脈をつかむ必要があります。特に文を挿入する設問は解答に時間がかかることが多いので、ハイスコアを目指すのでなければ、飛ばすのも一つの戦略です。

Part 7 読解問題

1文書または2~3文書を読み、設問の答えを4つの選択肢から選びます。設問数は、1つの文書の場合2~4問で計29問、複数の文書の場合5問で計25問、Part 7全体の設問数は54問です。目標解答時間は57分です。

例題:
Questions 147-148 refer to the following ticket.

147. When is the latest that ticketed guests may enter to see the performance?
(A) 7:30 P.M.
(B) 8:05 P.M.
(C) 8:15 P.M.
(D) 10:00 P.M.

148. What is stated on the ticket?
(A) Seating may be unreserved.
(B) Refunds are not usually available.
(C) No cancellations are allowed.
(D) Performance dates are limited.

『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト 本番模試[改訂版]』より)

答え:147. B 148. B

文書が1つの場合、多くは業務上のEメールや告知、チャット、説明書など、実務的な内容を伝える文書です。タイトルやSubject(件名)、文書全体の印象(伝言のメモか、何かのウェブサイトかなど)をさっと確認し、まずは設問をしっかり読みましょう。「いつ」「どこで」「何が」など、問われている項目を把握してから、文書中にその情報を探します。数字など見つけやすい情報を尋ねられる場合、文書中に正解が明示されていることはあまりなく、英文の但し書きなどを読まなければ正答できないことが多いので注意しましょう。

文書が2つ、または3つの場合は、まず指示文に注目しましょう。Questions 176-180 refer to the following advertisement and e-mail.(設問176から180は、次の広告とEメールに関するものです)などと明示されているので、それぞれの文書が何であるかを把握します。次に、2つまたは3つの文書がそれぞれどういう関連を持っているのか、タイトルやSubject(件名)、各パラグラフの冒頭などを見て確認しましょう。2文書の場合によくあるパターンは、求人広告と応募、質問と解答、苦情とお詫びなどです。それから設問を読み、求められている情報を把握してから、文書中にその情報を探します。1文書を読むだけでは解けず、2文書の情報を突き合わせる必要がある問いもあります。最終盤で時間が不足しがちですが、ハイスコアを目指すならば解きたいところです。

TOEIC L&Rはマークシート方式で、解答は機械が読み取ります。確実に読み取られるよう、HBの鉛筆(またはシャープペンシル)でしっかり塗りつぶしましょう。TOEIC L&Rはボリュームのある試験で、ほとんどの受験者は時間との戦いになります。答えのマーキングにかかる時間を節約するには、手早く塗りつぶせる、芯の先が丸めの鉛筆やマークシート用シャープペンシルを用意しておくとよいでしょう。

まとめ

TOEIC L&Rの全体像が把握できたでしょうか? TOEIC L&Rは、休憩を挟まず2時間にわたってボリュームのある問題を解かなければならない、集中力を要する試験です。幅広い難易度の問題が出題されるので、歯が立たないように感じて落ち込むこともあるでしょう。しかし、出題方式が独特かつ一定なので、習熟することでスコアを上げやすい面もあります。日々の学習をこつこつ続けて、目標のスコアを勝ち取ってください!