英語の授業が、より本格的になってくる中学時代。「英語でこういう気持ちを表現したい!」と思ったり、「ライティング、何となくニガテ…」と悩んだりしていませんか。

2022年3月に発売された『書ける・話せる 新しい中学英語辞典』(旺文社編)は、「書く・話す」という発信型の英語力がつく、新しいタイプの和英表現辞典です。英作文の書き方を具体的に学んだり、英語特有の表現を身につけたりできます。デジタルブック機能も付属しているので、スマートフォンやタブレットで音声を聞いたり、書き込みや付箋を付けたりすることもできます。授業の予習復習や宿題のアシスト、検定試験対策などに、ぜひ活用してください!

本の特長

『書ける・話せる 新しい中学英語辞典』には、自分の言いたいことを表現するためのコツが、いろいろと盛り込まれています。

本書は大きく分けると、

(1)基本の英文法を学べる「発信の基本をチェック!」
(2)辞典の本編である「ことば編」と「表現編」
(3)英作文を実践できる「実際に英文を作ってみよう」

の3つで構成されています。以下ではこの3つを、それぞれもっと詳しくご紹介します。

発信の基本が学べる

英語で発信する、つまり書いたり話したりするためには、英語の基本ルール「英文法」を知らなければいけません。『書ける・話せる 新しい中学英語辞典』では冒頭に、「発信の基本をチェック!」の章が設けられています。この章では発信するという視点から英文法をおさらいできます。「一般動詞を使うんだっけ? be動詞かな?」と迷ってしまいそうなところも、しっかり判別して、正しい英文を作れるようになります。

また、英語で話すとき、書くときのコツもマスターできます。英語特有の表現を解説したり、日本語の文を英訳しやすい文に変換するやり方を指南したりしているので、日本語の直訳ではなく、英語らしい文を作れるようになります。

加えて、英語のテストや検定試験で、うっかり点を落としてしまうポイントもまとめてあります。「せっかく理解できているのに、ケアレスミスで減点されちゃってる…」という人は、けっこう多いもの。この辞典で要点を頭に入れると、一歩先を行くことができますよ!

英文を作るときに役に立つことばを、テーマ別・機能別に探せる

『書ける・話せる 新しい中学英語辞典』の「ことば編」では、単語や熟語がテーマ別・分類別に収録されているので、英文を作るときに必要な表現を、直観的に見つけ出すことができます。

例えば、「ことば編」のPart 1 「もの・事を表すことば」では、一つのもの・事だけでなく、それに関わりのあることばを豊富に、イラストも使って表示しています。

▲イラストで分かりやすくことばが学べる

このように、「からだ・顔」のテーマでは、「arm(腕)」「eye(目)」などがまとめて紹介されています。そのため、英文を作るとき、自分が覚えていることばだけでなく、関わりのある別の表現も見比べることができます。

また、「基本パターン」の示されているページでは、青字部分の単語を自分が言いたい単語に置き換えて発信することもできます。この「基本の例文の一部を変えて自分の言いたいことを表現する」ことは、英作文の力を培う最も基本的なトレーニングです。それに特化したページがあることは、本書の大きな特長です。

▲青い字のことばを入れ替えて文を作れる

例えば「This is my purse. これは私の財布です」の「purse(財布)」の部分を入れ替えて、「This is my handkerchief. これは私のハンカチです」などの文を簡単に作ることができます。

「ことば編」のPart 2「様子を説明することば」では、例えば「気持ち・感情」のテーマで、「happy, glad(うれしい)」「relieved(ほっとしている)」など、気持ちを表現することばがまとめられています。自分の感情を表現したいとき、いろいろな単語・熟語をチェックして、ぴったりするものを探せます。

Part 3「動作・状態を表すことば」の「毎日の生活」のテーマでは、「wake up(目が覚める)」「be late for school(学校に遅刻する)」などが調べられます。自分が毎日どう過ごしているかを表現したいとき、役に立つ言い回しがいっぱいです。

Part 4「つなぐことば」では、「so(だから)」、「instead(そのかわり(に))」など、文と文をつなぐことばが探せます。これらの表現を使うと、文と文との関係がはっきりして、相手に伝わりやすい英文にできます。

英会話でよく使われる表現が分かる

『書ける・話せる 新しい中学英語辞典』には、「表現編」という章もあります。この章では自分の言いたいことを、機能別(話す目的ごと)、または場面別(その表現を使う状況ごと)の二通りの方法で見つけられます。

話す目的から調べたいときは、Part 1「機能別に調べる表現」をひらきましょう。例えば、「たのむ・お願いする」表現を知りたいなら、「Will [Can] you ~?(~してもらえる?)」「Please ~.(~してください)」などを見つけられます。また、それに対する受け答えの表現も参照することができます。自分が何かに賛成したいときは、「賛成する・反対する」のページから、「I agree to ~. / I’m for ~.(私は~に賛成です)」などをチェックできます。このように、自分が表現したい目的から、表現を調べることができるのです。

その表現を使う状況から探したいときは、Part 2「場面別に調べる表現」を見てください。例えば、友だちと別れるときのあいさつのことばを知りたい場合は、このPartの「人と別れるとき」のページが役立ちます。「Bye. / So long. / Take care.(じゃあね)」や「See you tomorrow.(また明日)」などが載っているので、さまざまな言い方を使いこなせるようになります。

「買い物」のときに使う表現を知りたいときは、Part 2「場面別に調べる表現」の「買い物」のページを見ましょう。「I’m looking for a blouse for spring.(春用のブラウスを探しています.)」や「Please show me another one.(別のものを見せてください.)」などが列挙されています。実際に買い物をするとき必要な表現を、いろいろと見比べることができるのです。

豊富な実例で英作文が簡単にできる

会話では、単文をすばやく言える力が役立ちます。しかし、英作文やスピーチの課題では、複数の英文を作って適切に並べ、起承転結のある内容に仕上げる必要があります。自分の意見をはっきり示したり、理由をつけて物事を紹介したりする力が求められます。

『書ける・話せる 新しい中学英語辞典』では、文章の組み立て方をわかりやすく解説しています。また実例も豊富なので、それをお手本にして英語の文章を書いたり話したりできるようになります。

英検3級を目指しているなら、この記事がおすすめ!
「英検3級のレベルと合格までの勉強法、面接の対策」

この記事では、英検3級合格のために必要な情報をまとめて紹介しています。出題の傾向や特徴、効率的な勉強法のほか、苦手とする人が多いリスニングの対策などを述べています。試験当日の流れや、具体的な問題例と解答のコツ、面接のポイントなども載せています。ぜひ参考にしてください!

日本語、英語、両方で引けるさくいん付き

『書ける・話せる 新しい中学英語辞典』には、「日本語さくいん」と「英語さくいん」という、二種類のさくいんが付いています。「日本語さくいん」では、自分の言いたいことから英語表現を探すことができます。一方、「英語さくいん」を使えば、教科書やプリントに出てきた英単語の意味を調べられます。

スマートフォン・タブレット対応のデジタルブック付き

『書ける・話せる 新しい中学英語辞典』には、デジタルブックの機能もあります。「ことば編」の章と「表現編」の章に二次元コードが印字されていて、それをスマホやタブレットで読み取ると、デジタルブックとして読むことができるのです。
※サンプルはこちら

デジタルブック版では、そのページの「基本パターン」の英文や、「小見出し」「訳語」「用例」の英単語・表現をタップして、英語の音声を聞くことができます。また、文字を検索できるほか、ペンで書き込む、付箋を付けるなど、紙の本と同じように使える便利機能も付いています。

英検準2級を目指しているなら、この記事がおすすめ!
「英検準2級のレベルと合格までの勉強法、面接の対策」

この記事では、英検準2級合格のために必要な情報をまとめて紹介しています。出題の傾向や特徴、効率的な勉強法のほか、苦手とする人が多いリスニングの対策などを述べています。試験当日の流れや、具体的な問題例と解答のコツ、面接のポイントなども載せています。ぜひ参考にしてください!

まとめ

『書ける・話せる 新しい中学英語辞典』は、中学生の発信型英語学習に役立つ新刊です。授業の予習復習や宿題に活用できるほか、検定試験の英作文や面接への対策にも役立ちます。旺文社リスニングアプリ「英語の友」を無料ダウンロードすれば、今すぐ音声も聞けます。ぜひ、いろいろな用途に活用してください!

書籍情報の確認・ご購入はこちらから!

『書ける・話せる 新しい中学英語辞典』

英語を書く力・話す力を育てる中学生のための英語辞典です。学校での活動や宿題、検定試験の準備などにおすすめです。

※本書の音声は旺文社リスニングアプリ「英語の友」でお聞きいただけます。