この記事では、英検準2級の二次試験(面接)について詳しく解説しています。はじめに、どのような問題が出され、どのような流れで進行するのかについて、コンパクトにまとめてあります。次に面接の流れに沿って、使えるフレーズや応答のポイントなど、解答に役立つ情報を細かく挙げています。それから過去問・参考書を使った対策や実力を練成する学習方法を詳述し、最後に、評価の対象となるアティチュード(態度・姿勢)や答え方のノウハウについて述べています。ぜひ参考にしてください。

(本記事は、2018年1月時点の情報に基づいています。受験の際は、英検ウェブサイトで最新情報をご確認ください。)

サンプル問題と二次試験の流れ

面接では、パッセージ(英文)とイラストが印刷された「問題カード」が渡されます。ここでは、問題カードと課題の具体例を挙げて、面接室への入室から退室までの、二次試験全体の流れを説明します。

サンプル問題

問題カード

Aerobics with Japanese Drums

Recently, people have started doing a new exercise. It is a combination of Japanese drums, wadaiko, and aerobics. People move around the drums and exercise by beating them. It also offers the chance to learn Japanese culture. This exercise is both healthy and interesting, so it is getting more and more popular.

A

B

課題

パッセージの黙読と音読
Please read the passage silently for 20 seconds.
20 seconds
Now, please read the passage aloud.

解答例:

No. 1 パッセージについての質問
According to the passage, why is the new exercise getting more and more popular?

解答例: (Because) it is both healthy and interesting.

No. 2 イラストについての質問
Now, please look at the people in Picture A. They are doing different things. Tell me as much as you can about what they are doing.

解答例: A woman is cleaning the floor. / A boy is carrying a chair. / Two men are shaking hands. / A girl is putting on shoes. / A man is opening the curtain.

No.3 イラストについての質問

Now, look at the boy in Picture B. Please describe the situation.

解答例:He wants to buy a drink (from the vending machine), but he doesn’t have any coins.

No. 4 受験者自身の意見などを問う質問
Do you think people should exercise every day?
(Yes. と答えた場合)Why?
(No. と答えた場合)Why not?

Yes. と答えた場合の解答例:
It is important for people to try to be healthy all the time. It is often said that people need more exercise today.

No. 5 受験者自身の意見などを問う質問

Today, many towns in Japan have large shopping malls. Do you like to go shopping at these malls?
(Yes. と答えた場合)Why?
(No. と答えた場合)Why not?

Yes. と答えた場合の解答例:

I can buy many different things at one place. When I am tired from shopping, I can eat there, too.

『英検準2級 でる順合格問題集[新試験対応版]』より)

面接の流れ

1. 入室

受付を済ませたら控え室で待機します。「面接カード」を渡されるので、氏名・個人番号などを記入しましょう。係員に面接室前へ案内される際は、荷物をすべて持って移動します。自分の番がきたら係員の指示に従い、Hello. などと挨拶して入室しましょう。

2.「面接カード」を渡す

面接委員とのやりとりは、すべて英語で行われます。「面接カード」を渡すよう指示されるので、Here you are. と言って差し出しましょう。

3. 着席

面接委員の指示に従って着席します。荷物は自分の席の脇に置きましょう。

4. 氏名・級の確認、挨拶

面接委員に名前を尋ねられます。My name is . と明瞭に答えましょう。そのあと、準2級のテストであることを確認されます。それから簡単な挨拶も交わされます。

5.「問題カード」を受け取る

パッセージとイラストが印刷された「問題カード」を、面接委員から渡されます。

6. パッセージの黙読(20秒)

面接委員の指示に従って、パッセージを黙読します。

7. パッセージの音読

面接委員の指示に従い、パッセージの音読を始めます。時間制限はありません。

8. パッセージについての質問(No. 1)

音読したパッセージの内容について質問されます。「問題カード」を見ながら解答できます。

9. イラストについての質問(No. 2)

「問題カード」のイラスト A にかかれた人たちの行動を描写するよう求められます。

10. イラストについての質問(No. 3)

「問題カード」のイラスト B にかかれた人物の状況を説明するよう求められます。

11.「問題カード」を裏返す

面接委員の指示に従って、「問題カード」を裏返し机の上に置きます。

12. 受験者自身の意見などを問う質問 (No. 4)

「問題カード」のトピックと関連した内容の、受験者自身の意見を問う質問がされます。

13. 受験者自身の意見などを問う質問 (No. 5)

日常生活の身近な事柄について、受験者自身の意見を問う質問です。「問題カード」のトピックに直接関連しない内容も含まれます。

14.「問題カード」を面接委員に返す

面接委員から、「問題カード」を返すよう言われます。

15. 退室

挨拶をして退室します。退室後は他の受験者と話したり、控え室に戻ったりすることはできません。

面接のポイント

以下では、前項の「面接の流れ」で挙げた項目それぞれについて、知っておくとよいポイントや解答のコツ、使えるフレーズなどを、詳細に述べています。サンプル問題を参照しながら読むと理解が深まるでしょう。

1. 入室

受付を済ませたら控え室で待機します。「面接カード」を渡されるので、氏名・個人番号などを記入しましょう。順番が近づいたら係員の案内で、荷物をすべて持って面接室前へ移動します。係員に入室するよう指示されたら、ドアをノックしましょう。受付からここまでは日本語で案内されます。ノックしたあとはドアを開け、Hello. などと挨拶して入室しましょう。

2.「面接カード」を渡す

控え室で記入した「面接カード」を、面接委員に渡します。Can I have your card, please?(あなたのカードをいただけますか)などと言われるので、Here you are.(どうぞ)と答えて差し出しましょう。

3. 着席

Please have a seat.(座ってください)などと着席を促されるので、Thank you. と答えて座りましょう。何も言わずに座ったり、うつむいたままでアイコンタクトを取らなかったりすると、「コミュニケーションの意欲がない」と思われてしまうので気をつけてください。手荷物は、隣に空いた椅子があればその上に、なければ自分の足元に置きましょう。

4. 氏名・級の確認、挨拶

面接委員が May I have your name, please?(あなたの名前を教えてください)などと聞いてくるので、My name is . と答えましょう。受験級を確認する質問もされます。This is the Grade Pre-2 test, OK?(これは準2級のテストです。いいですか)などと尋ねられるので、OK. と返事をしましょう。How are you today? など、簡単な挨拶もされるので、はきはきと I’m fine. などと返しましょう。

緊張のあまり面接委員の言葉が聞き取れなかったり、舌がもつれて上手く発音できなかったりするかもしれません。その場合は聞き返したり、もう一度言い直したりすればいいので、過度に心配する必要はありません。大事なのは「コミュニケーションを取ろうとする姿勢」です。面接委員の目をしっかり見て、聞き取りやすい、大きな声で話すようにしましょう。

5.「問題カード」を受け取る

面接委員が Let’s start the test.(テストを始めましょう)などと言ったら、挨拶タイムは終了です。パッセージとイラストが印刷された「問題カード」を、This is your card.(これがあなたのカードです)と渡されるので、Thank you. と答えて受け取りましょう。

6. パッセージの黙読(20秒)

最初に課されるのは、「問題カード」に印刷されたパッセージを、20秒間で黙読することです。Please read the passage silently for 20 seconds.(20秒でパッセージを黙読してください)などと言われるので、All right. と返事をして黙読に取りかかりましょう。

英文の量は50語程度です。文の構造をじっくり考えたり、「この単語の意味、何だっけ」などと悩んだりしていると時間が足りなくなります。まずはタイトルに注目して、パッセージの大意を把握し、そのあと本文に目を通します。主語とそれに対応する述語に注意しながら、目を止めずに読み進めましょう。音読する際にポーズを置くべき、ピリオドやコンマの位置を確認することも大事です。

7. パッセージの音読

次に、パッセージの音読が求められます。Now, please read the passage aloud.(では、声に出してパッセージを読んでください)などと言われるので、OK. と返事をしてタイトルから読み始めましょう。 

この音読に時間制限はありません。ですから落ち着いて、コンマやピリオドのあとにはポーズをしっかり置きましょう。名詞や動詞は、アクセントをしっかりつけて発音し、前置詞や接続詞、副詞は弱めに読むのがポイントです。たとえ知らない単語があっても、止まってしまったり、飛ばして読んだりするのはよくありません。スペルから発音を類推して堂々と読み切りましょう。

1文が長いと、1単語ずつ読み上げるだけでいっぱいいっぱいになりがちです。気を静めて、ポーズを置くべきところはしっかりと区切って音読しましょう。接続詞(and, but, or, that など)の前や to 不定詞の前など、意味の区切りでポーズを軽く置くとナチュラルに聞こえます。

8. パッセージについての質問(No. 1)

パッセージの内容についての質問は、Why か How で始まる質問がほとんどです。質問の最初に According to the passage(パッセージによると)と言われるのは毎回同じなので、それに続く疑問詞を注意して聞き取りましょう。Why ? の形の質問をされたら、「理由」を述べた箇所が答えになります。接続詞 so があれば、その前の部分に注目しましょう。How ? と聞かれたら、パッセージ中から「方法」が述べられた箇所をさがします。by doing so や in this way などの表現を手がかりにするとよいでしょう。

答えにあたる箇所は、パッセージの後半にあることが多いです。面接委員が発する質問をよく聞いて、同じ語句が含まれる部分を探すようにしましょう。見つけたら、その箇所をそのまま読み上げるのではなく、主語を代名詞に置き換える、不要な語を除くなどして、正しい文を作成して解答することがポイントです。Why ? の質問に対しては Because などを、How ? に対しては By doing などを文頭につけるとよいでしょう。

No. 1は、「問題カード」を見ながら答えてよい問題です。パッセージ内の答えにあたる語句を参考にできるので、「文章を頭の中で作成するのは苦手…」という人も心配し過ぎず、落ち着いて解答しましょう!

9. イラストについての質問(No. 2)

No. 2は、「問題カード」に印刷された2点のイラストのうち、Aの方を見て、かかれている人たちの行動を描写するという課題です。5人(5組)の人物がかかれていることが多いので、5つの動作すべてに対して1文ずつ、全部で5文言えるようがんばりましょう。

ポイントの1つめは主語です。A woman、Two boys など、1人の場合は冠詞をつけること、複数の人の場合は複数形にすることを忘れないようにしましょう。man、woman の複数形 men、women は発音も要注意です。2つめのポイントは、現在進行形を使うことです。主語が単数ならば、A woman is cleaning the floor. と is doing を、複数なら Two men are shaking hands. と are doing にするよう気をつけましょう。

様々な動作がかかれているので、「こんな単語知らない、思い出せない」と焦ってしまうかもしれません。そういう場合は、別の単語で言い表せないか、知恵を絞りましょう。例えば A boy is carrying a chair.(男の子が椅子を運んでいます)と言いたいのに carry(運ぶ)が思い出せない場合は、A boy is walking with a chair.(男の子が椅子を手に歩いています)と言う手もあります。あきらめず、黙り込んでしまわず、何らかの英文を文末まで言い切るようがんばりましょう。

10. イラストについての質問(No. 3)

No. 3は、「問題カード」に印刷された2点のイラストのうちBの方を見て、かかれている人物の状況を説明するという課題です。Bのイラストには多くの場合、人物とその人が思っていることなどを示す吹き出しがかかれています。その人物がしていることを表す英文と、その人物が考えていることを表す英文を作り、その2文を適切な接続詞でつなぐことがポイントとなります。

イラストに複数の人物がえがかれていることもあります。その場合は、どの人物についての質問なのか、注意して聞き取ることが必要です。そしてその人がどんな状況にあるのかについての文と、どうしてその状況になっているのかを理由を表す文を作り、適切な接続詞でつなぎましょう。

役立つのは、接続詞の知識です。because(…なので)、so(それで)、and(そして、そのため)、but(しかし)などを覚えておきましょう。

11.「問題カード」を裏返す

No. 3の質問が終わったら、面接委員から、「問題カード」を裏返して机の上に置くよう指示されます。Please turn over the card and put it down. と言われたら、落ち着いて従いましょう。

12. 受験者自身の意見などを問う質問 (No. 4)

No. 4では、「問題カード」の話題と関連性のある内容について、受験者自身の意見を尋ねられます。多くは、Do you think ? という形の質問です。Yes. と答えると Why? 、No. と返事すると Why not? と、そう思う理由を聞かれます。2文程度で根拠を説明するようにしましょう。

自分の意見を表すには、I think . という表現が定番です。また、It is important(for A)to doという表現を使えば、「(Aにとって)…することは重要です」と言えます。この言い回しは important を、例えば dangerous に換えると「(Aにとって)…することは危険です」となるなど、形容詞を入れ換えることで様々に応用できる便利な表現です。また、理由を2つ述べるときは、2つめの理由について話す文の頭に Also を付けるとよいでしょう。

13. 受験者自身の意見などを問う質問 (No. 5)

No. 5でも、受験者自身の意見を問われます。まず There are や These days, などの表現で、前提となる事柄が語られ、次にそれについて、Do you ? や Are you ? の形で受験者自身の意見や好み、行動などを聞かれるケースが多くなっています。2文程度で返事できるとよいでしょう。

注意したいのは、「問題カード」の話題とは関連性が全くない内容についての質問が多い点です。前提となる事柄が述べられる部分と、それに続く質問の両方を、先入観を持たずに集中して聞くようにしましょう。I think . に加え、I like . や I often doなどの表現を知っておくと、意見や好み、行動を言い表すのに便利です。

14.「問題カード」を面接委員に返す

面接委員に This is the end of the test. などと言われたら試験終了です。Could I have the card back, please?(カードを返してくださいますか)などと言われるので、Here you are. と言って「問題カード」を渡しましょう。

15. 退室

面接委員に You may go now.(行っていいですよ)と言われたら、Thank you. Goodbye. などと挨拶して退室します。

退室時は、忘れ物をしないよう注意しましょう。退室後は、他の受験者と話をしたり、控え室に戻ったりすることはできません。

面接の対策と練習方法

過去問

英検準2級の二次試験については、英検ウェブサイトからサンプル問題をダウンロードできます。ただし解説はないので、面接の練習には不向きです。ですから、英検の過去問を使って二次試験の演習をしたいという方には、詳細な解説や答え方のアドバイスが掲載された、旺文社の過去問シリーズをおすすめします。じっくり取り組みたい方は、6回分の過去問を収録した『2018年度版 英検準2級 過去6回全問題集』(CD別売)を、短期で実力を完成させたい方は、3回分の過去問を収録した『2018-2019年対応 短期完成 英検準2級 3回過去問集』(CD付)をご利用ください。本番同様のカラーの「問題カード」が付属しているほか、Web特典の動画「面接シミュレーション」「面接模範例」など、実際の二次試験を模擬体験できる工夫がたくさん盛り込まれています。

参考書

英検準2級の面接対策にいちばんおすすめの参考書は、『英検準2級 二次試験・面接 完全予想問題』(CD+DVD付)です。評価のポイントやよりよい解答文を作るコツといった情報に加え、豊富なQ&Aなど、受験者が不安に感じる点に対してきめ細やかに対応した内容となっています。付属の「問題カード」は、実際の試験と同様フルカラーで、本番の気分を模擬体験するのにぴったりです。また、強く読む部分やイントネーションの高低、ポーズなど音読の注意点が太字や赤字で明記されていて、一人でも音読の練習ができるよう工夫が凝らされています。問題は10セット収録されており、数をこなしてトレーニングすることもできます。

『英検準2級 二次試験・面接 完全予想問題』
本書の特長はなんといっても付属のDVDです。面接試験中のようすはもちろん、会場到着から試験開始までの待ち時間や、試験終了後の動きまで、すべてを映像で確認することができるのです。また「面接のシミュレーションをしよう」を再生すれば、実際に面接委員と対面して面接を受けてみることができるようになっています。この本で勉強すれば、自信を持って面接に臨めます!

『英検準2級 二次試験・面接 完全予想問題』を使った効果的な学習方法は、以下のとおりです。まず「面接シミュレーション」のページを読んで、二次試験の流れを把握します。それから、カラーの「問題カード」を切り離し、付属CDをかけて、実際の二次試験を受ける気持ちで解答してみます。自分の解答はスマホなどで録音し、あとで解答例と比較して、問題点を洗い出しましょう。「パッセージの音読」は、「音読の攻略」ページと突き合わせて、太字・赤字で示された注意点をクリアできているか確認します。時間があれば同じ問題にもう一度トライして、完璧な解答例に近い答えが実際に口から出るかどうか、確認することが望ましいでしょう。そして仕上げにDVDコンテンツの「面接のシミュレーションをしよう」で、本番同様の模擬試験を体験してみます。このようにすれば本番でもリラックスして、実力を発揮できることでしょう。

練習方法

英検準2級の二次試験対策は、実際に声を出しアイコンタクトを取る演習を、何度もこなすことが大事です。「イメージトレーニングでいいや」と頭の中の練習だけにとどめていると、いざ本番というときに口がうまく動かなかったり、知らず知らず小声や伏し目になってしまったりする恐れがあります。できれば先生や友人に面接委員役を務めてもらいましょう。相手がいない場合はぬいぐるみを代わりに置くという手もあります。発声やアイコンタクトは体で覚えることによって、緊張した状態でも自然にできるようになるものです。練習の回数を重ねて身につけてしまいましょう。

演習の際、声を録音してあとで聞きなおすことも大事です。録音せずに済ませてしまうと、実際には発音が不正確だったり、冠詞や複数形の s を言い忘れたりしても気づかないことが多いからです。他人が聞きやすいよう明瞭に話しているか、声の大きさは十分か、アクセントやイントネーションを正しくつけられているか、現在進行形を言うとき主語と be動詞が一致しているかなどを、客観的に分析・判定し、改善するよう心がけましょう。

演習の際はいつも本番のつもりで、緊張感を持って練習することも大事です。「どうせ練習だから」と時間制限をゆるめたり辞書を引いたりしながら演習をしていると、本番で慌ててしどろもどろになったり、単語を忘れたときに別の単語で言い換えられなかったりしますよ。日頃から、本番と同じシチュエーションでの練習を積んでおきましょう。

面接ノウハウ

アティチュード(態度・姿勢)について

英検準2級の二次試験では、アティチュード(態度・姿勢)も評価対象となっています。具体的にいうと、発声の明瞭さや反応の自然さ、積極性なども採点されるという意味です。ですから、積極的にコミュニケーションしようとする姿勢を見せ、相手に聞き取りやすいよう、大きな声ではきはきと話しましょう。入室から退室までの態度のすべてが評価されるので、無言で勝手に席に着いたり、目も見ずボソボソ答えたりなどはしないよう気をつけましょう。質問をされたら、「完璧に答えなくては!」と悩んで不自然な間をあけるより、Well, などと言って会話をつなぐ方が好印象です。

いちばんいけないのは、黙ってしまうことです。英語を話すスキルは未熟でも、知っている単語や文法を活用して自分の意志を伝えようとする姿勢があれば、アティチュードの評価はプラスになります。文法などでミスをしたとしても、明快に Excuse me. と言って仕切りなおせば大丈夫です。とにかく避けたいのは、「失敗した…」と諦めて投げやりになったり、発音の悪さや苦手意識をごまかそうとしてモゴモゴと不明瞭にしゃべったりすることです。

シチュエーション別・覚えておきたい英語表現

面接委員に聞き返すときの言い方は?

● I beg your pardon?(もう一度言っていただけますか?)
面接委員の言ったことが聞き取れなかった場合は、聞き返しても大丈夫です。I beg your pardon? と言って、もう一度言ってもらうようにしましょう。Pardon? だけでも通じますし、Excuse me? と言う手もあります。ただし、度が過ぎる聞き返しはNGです。反応が不自然だということでアティチュードに響きますし、「この受験者はリスニング力が低いのだ」と判断され、次の質問へ進められてしまうかもしれません。

考える時間がほしいときは?

● Well, (ええと…)
ちょっと考えてから答えたいときは、Well, と言って考え中であることを伝えましょう。Let’s see. や Let me see. なども使えます。Hmm. と言ったり、質問中のキーワードをゆっくり繰り返したりするという方法もあります。無言で考え込むことだけは避けましょう。「聞き取れないのだな」「受け答えができないのだな」と誤解され、最悪の場合、次の質問へ進められてしまいます。

質問の内容がわからないときは?

● Sorry, could you repeat the question?(すみませんが、質問をもう一度繰り返していただけますか?)
面接委員の質問の意味がわからないとき、まずすべきことは、その質問をもう一度言ってもらうことです。前述の Pardon? や Excuse me? などの他に、Sorry, could you repeat the question? という表現も使えます。ただし、質問の単語の意味を聞いたり、別の言葉に言い換えてくれるように頼んだりしても、答えてはもらえません。ですからどうしてもわからない場合は、聞き取れた範囲の語句から意味を類推して、堂々とした態度で答えるようにしましょう。

よくないのは小声でゴニョゴニョ言ってごまかすことです。また I don’t know. も、「わからないのか、では仕方ないね」と判断され、次の質問へ進められてしまいます。うっかり言ってしまった場合には、すぐ No, sorry. などと言って取り消しましょう。

まとめ

英検準2級の二次試験の内容や勉強法、解答のコツが把握できたでしょうか? 問題の形式は一定なので、出題形式に慣れることによってスコアを上げることができます。「学問に王道なし」と言うとおり、地道な努力が合格へのカギです。日頃から耳と口を英語に慣らすよう心がけ、合格を目指してがんばってください!