この記事では、英検2級の二次試験(面接)について詳しく解説しています。はじめに、どのような問題が出され、どのような流れで進行するのかについて、コンパクトにまとめてあります。次に面接の流れに沿って、使えるフレーズや応答のポイントなど、解答に役立つ情報を細かく挙げています。それから過去問・参考書を使った対策や実力を練成する学習方法を詳述し、最後に、評価の対象となるアティチュード(態度・姿勢)や答え方のノウハウについて述べています。ぜひ参考にしてください。

(本記事は、2018年1月時点の情報に基づいています。受験の際は、英検ウェブサイトで最新情報をご確認ください。)

サンプル問題と二次試験の流れ

面接では、パッセージ(英文)とイラストが印刷された「問題カード」が渡されます。ここでは、問題カードと課題の具体例を挙げて、面接室への入室から退室までの、二次試験全体の流れを説明します。

サンプル問題

問題カード

Lack of Doctors and Nurses

These days, the lack of doctors and nurses is getting to be more and more serious in Japan. Because of this problem, some people cannot receive emergency medical care and even lose their lives, and many doctors and nurses are overworked and exhausted. Therefore, efforts are being made to help increase their number. For example, medical colleges are increasing the number of their students.

Your story should begin with this sentence: One day in the hospital, Mr. Yamamoto was talking with a nurse.

課題

パッセージの黙読と音読
Please read the passage silently for 20 seconds.
20 seconds
Now, please read the passage aloud.

解答例:

No. 1 パッセージについての質問
According to the passage, why are medical colleges increasing the number of their students?

解答例:(Because) they want to help increase the number of doctors and nurses.

No. 2 イラストの展開説明
Now, please look at the picture and describe the situation. You have 20 seconds to prepare. Your story should begin with the sentence on the card.
20 seconds
Please begin.

解答例:One day in the hospital, Mr. Yamamoto was talking with a nurse. The nurse said to him, “Please push this button whenever you want to call me.” A few hours later, Mr. Yamamoto pushed the button because he wanted to go to the bathroom. The nurse noticed the call for help. After a short time, the nurse brought a wheelchair. Another nurse helped Mr. Yamamoto into a wheelchair.

No. 3 受験者自身の意見を問う問題
Some people say that doctors give too many types of medicine to their patients. What do you think about that?

解答例:I agree. I think some kinds of medicine are unnecessary. We are paying money for something that we don’t really need.

No. 4 受験者自身の意見を問う問題
Today, some schools tell their students not to bring cell phones to school. Do you think it is a good idea?
(Yes. と答えた場合)Why?
(No. と答えた場合)Why not?

No. と答えた場合の解答例:
Students need cell phones to contact their parents after school. Teachers just need to tell the students not to use a cell phone during class.

『英検2級 でる順合格問題集[新試験対応版]』より)

面接の流れ

1. 入室

受付を済ませたら控え室で待機します。「面接カード」を渡されるので、氏名・個人番号などを記入しましょう。係員に面接室前へ案内される際は、荷物をすべて持って移動します。自分の番がきたら係員の指示に従い、Hello. などと挨拶して入室しましょう。

2.「面接カード」を渡す

面接委員とのやりとりは、すべて英語で行われます。「面接カード」を渡すよう指示されるので、Here you are. と言って差し出しましょう。

3. 着席

面接委員の指示に従って着席します。荷物は自分の席の脇に置きましょう。

4. 氏名・級の確認、挨拶

面接委員に名前を尋ねられます。My name is . と明瞭に答えましょう。そのあと、2級のテストであることを確認されます。それから簡単な挨拶も交わされます。

5.「問題カード」を受け取る

パッセージとイラストが印刷された「問題カード」を、面接委員から渡されます。

6. パッセージの黙読(20秒)

面接委員の指示に従って、パッセージを黙読します。

7. パッセージの音読

面接委員の指示に従い、パッセージの音読を始めます。時間制限はありません。

8. パッセージについての質問(No. 1)

音読したパッセージの内容について質問されます。「問題カード」を見ながら解答できます。

9. No. 2の考慮時間(20秒)

No. 2では、「問題カード」に印刷されたイラストの内容を説明するよう求められます。考える時間が20秒与えられます。

10. イラストの展開説明(No. 2)

Please begin. と言われたら説明を始めましょう。

11.「問題カード」を裏返す

面接委員の指示に従って、「問題カード」を裏返し机の上に置きます。

12. 受験者自身の意見を問う質問 (No. 3)

「問題カード」のトピックと関連した内容の、受験者自身の意見を問う質問がされます。

13. 受験者自身の意見を問う質問 (No. 4)

通常は、「問題カード」とは関連しない内容の質問がされます。受験者自身の意見を問う質問です。

14.「問題カード」を面接委員に返す

面接委員から、「問題カード」を返すよう言われます。

15. 退室

挨拶をして退室します。退室後は他の受験者と話したり、控え室に戻ったりすることはできません。

面接のポイント

以下では、前項の「面接の流れ」で挙げた項目それぞれについて、知っておくとよいポイントや解答のコツ、使えるフレーズなどを、詳細に述べています。サンプル問題を参照しながら読むと理解が深まるでしょう。

1. 入室

受付を済ませたら控え室で待機します。「面接カード」を渡されるので、氏名・個人番号などを記入しましょう。順番が近づいたら係員の案内で、荷物をすべて持って面接室前へ移動します。係員に入室するよう指示されたら、ドアをノックしましょう。受付からここまでは日本語で案内されます。ノックしたあとはドアを開け、Hello. などと挨拶して入室しましょう。

2.「面接カード」を渡す

控え室で記入した「面接カード」を、面接委員に渡します。Can I have your card, please? などと言われるので、Here you are. と答えて差し出しましょう。

3. 着席

Please have a seat. などと着席を促されるので、Thank you. と答えて座りましょう。何も言わずに座ったり、うつむいたままでアイコンタクトを取らなかったりすると、「コミュニケーションの意欲がない」と思われてしまうので気をつけてください。手荷物は、隣に空いた椅子があればその上に、なければ自分の足元に置きましょう。

4. 氏名・級の確認、挨拶

面接委員が May I have your name, please? などと聞いてくるので、My name is . と答えましょう。受験級を確認する質問もされます。This is the Grade 2 test, OK? などと尋ねられるので、OK. と返事をしましょう。会話の流れの中で、How are you today? など、簡単な挨拶もされます。そういうとき、「何と答えよう?」「テストだからフォーマルな返事をしなければ」などと、考え過ぎる必要はありません。自然なコミュニケーションを心がけ、明るく I’m fine. などと返しましょう。

緊張のあまり面接委員の言葉を聞き落としたり、挨拶や発声がぎごちなくなったりしてしまうかもしれません。しかし大事なのは「コミュニケーションを取ろうとする姿勢」です。面接委員の目をしっかり見て、聞き取りやすい、大きな声で話すようにしましょう。

5.「問題カード」を受け取る

面接委員が Let’s start the test. などと言ったら、挨拶タイムは終了です。パッセージとイラストが印刷された「問題カード」を、This is your card. と渡されるので、Thank you. と答えて受け取りましょう。

6. パッセージの黙読(20秒)

最初に課されるのは、「問題カード」に印刷されたパッセージを、20秒間で黙読することです。Please read the passage silently for 20 seconds. などと言われるので、All right. と返事をして黙読に取りかかりましょう。

英文の量は60語程度です。文の構造をじっくり考えたり、「この単語の意味、何だっけ」などと悩んだりしていると時間が足りなくなります。まずはタイトルに注目して、パッセージの大意を把握し、そのあと本文に目を通しましょう。このとき必要なのは、ピリオドやコンマの位置、For example や However などのつなぎ言葉に注意して、どこからどこまでが意味のまとまりなのかをすばやく判断することです。

7. パッセージの音読

次に、パッセージの音読が求められます。Now, please read the passage aloud. などと言われるので、OK. と返事をしてタイトルから読み始めましょう。

この音読に時間制限はありません。ですから落ち着いて、コンマやピリオドのあとにはポーズをしっかり置きましょう。接続詞や前置詞の前、副詞(句)の前後などの、意味の区切れにもポーズを置くとナチュラルに聞こえます。抑揚をつけることも大事です。強調すべきところは強く、そうでないところは弱く音読すると、聞き取りやすく、内容が伝わりやすくなります。面接委員によく聞こえるよう、大きく明瞭な発声で読むことも大事です。たとえ知らない単語があっても、止まってしまったり、飛ばして読んだりするのはよくありません。スペルから発音を類推して堂々と読み切りましょう。

音読のあとは、パッセージの内容について質問されます。黙読の間に意味がつかめなかった箇所は、この音読の際に理解するようにしましょう。音読の際は緊張のために、1単語ずつ読み上げるだけでいっぱいいっぱいになりがちです。気を静めて、主語とそれに対応する動詞、加えてつなぎ言葉に注目しながら読むようにしましょう。すると文意がぐっとつかみやすくなります。

8. パッセージについての質問(No. 1)

パッセージの内容についての質問は、How を使った疑問文が多く、Why が使われることもあります。ですから面接委員が According to the passage と言ったら、続く疑問詞を注意して聞き取りましょう。How ? と聞かれたら、パッセージ中から「方法」が述べられた箇所をさがします。by doing so や in this way、「~するために」という意味の to doなどが手がかりになります。Why ? の形の質問をされたら、「理由」が述べられた箇所が答えになります。therefore や so に注意を払いましょう。

答えにあたる箇所を見つけたら、正しい解答文を頭の中で作成します。No.1の問いは「問題カード」を見ながら答えてよいので、パッセージを参考にしましょう。つまり、答えにあたる箇所の文章をよく見て、主語にあたる部分は代名詞に置き換えるなどの加工をするのです。How ? の質問に対しては By doingなど、Why ? に対しては Because などを文頭につけるとよいでしょう。

9. No. 2の考慮時間(20秒)

No. 2は、「問題カード」に印刷されたイラストの内容を説明するという課題です。イラストは通常、パッセージと関連のある3コマのものとなっています。「問題カード」に印刷された1文を、説明の冒頭に置くことが要件です。考えるための時間が20秒与えられます。面接委員からは、Now, please look at the picture and describe the situation. You have 20 seconds to prepare. Your story should begin with the sentence on the card. と指示されます。

まず、冒頭に読み上げるよう指定された1文にすばやく目を通し、登場人物の名前とイラストのトピックを理解しましょう。それからイラストの3コマを見て内容をつかみます。コマとコマとの間には矢印型の吹き出しで、時間の経過や場所などを表す語句が書かれています。これは内容の理解に役立つだけでなく、説明する際にも使うべき表現なので特に注意を払いましょう。

考える時間は20秒なので、英文を頭の中で一字一句作文する余裕はありません。例えばサンプル問題の場合は、1コマめで One day、Mr. Yamamoto と A nurse、2コマめで A few hours later と He pushed the button、She noticed、3コマめで After a short time と She helped Mr. Yamamoto と言うなどと、説明の骨格を作ることに注力しましょう。

10. イラストの展開説明(No. 2)

ほとんどの場合、冒頭に指定される1文は過去時制の英文です。したがって説明全体も、過去時制にする必要があります。動詞は注意して過去形を使いましょう。進行中の動作を描写するときは、過去進行形にします。

分量の目安は、各コマを2文ずつで描写する程度です。第1文で、えがかれている人物の状況を説明し、第2文で人物の心理状態を説明したりせりふを引用したりすると、要点を過不足なく説明できるでしょう。コマとコマの間には矢印型の吹き出しで、時間の経過を表す表現が書かれています。2コマめ、3コマめの第1文は、この時間表現で始めるとよいでしょう。

No.2は「問題カード」を見ながら答えてよい問題です。ミスを減らすには、イラスト内に吹き出しでかかれているせりふを、A said to B, “.” という形でそのまま引用するとよいでしょう。余裕があれば、A suggested that . やA told B that . などの間接話法を使うと、いろいろな言い回しを使えることをアピールできます。

11.「問題カード」を裏返す

No. 1と No. 2の質問が終わったら、面接委員から、「問題カード」を裏返して机の上に置くよう指示されます。Please turn over the card and put it down. と言われるので、落ち着いて従いましょう。

12. 受験者自身の意見を問う質問 (No. 3)

No. 3では、「問題カード」の話題と関連のある内容について、受験者自身の意見を尋ねられます。多くは、Some people say that .(…という意見の人もいる)などとある意見を紹介した上で、What do you think about that? と質問するパターンです。「問題カード」を見ることはできないので、面接委員の目をしっかり見ながら答えるようにしましょう。

解答のコツは、I agree. または I disagree. と、紹介された意見に対して同意するかしないかを、まずはっきりと表明することです。Some people say that . の〈〉の部分をいかして、I think that . / I don’t think . と答えることもできます。そのあと、どうして同意/不同意なのか、その理由を2文程度で述べられるとよいでしょう。理由を1つ挙げて、それを補強する文を1つ加える、または理由を2つ挙げるなどの形式がおすすめです。

13. 受験者自身の意見を問う質問 (No. 4)

No. 4でも、受験者自身の意見が問われます。ただし、「問題カード」の話題とは関連が全くない内容についての質問であるケースが多いので、先入観を持たずに、集中して聞き取るようにしましょう。

通常、面接委員はまず Today, / These days, などの表現を使って、現在の社会現象を説明します。そのあと Do you think ? と、受験者自身の意見を尋ねるのが一般的なパターンです。解答のコツは、まず Yes または No と答えて、自分の意見をはっきりさせることです。すると面接委員が Why? / Why not? または Please explain. と理由を聞いてくるので、2文程度で理由を述べましょう。We should / We shouldn’t や would rather do (than )、または I’ve heard that などの表現を知っておくと便利です。

14.「問題カード」を面接委員に返す

面接委員に This is the end of the test. と言われたら試験終了です。Could I have the card back, please? などと言われるので、Here you are. と言って「問題カード」を渡しましょう。

15. 退室

面接委員に You may go now. と言われたら、Thank you. Goodbye. などと挨拶して退室します。Have a nice day. と挨拶された場合は、You too. という返事が使えます。

退室時は、忘れ物をしないよう注意しましょう。退室後は、他の受験者と話をしたり、控え室に戻ったりすることはできません。

面接の対策と練習方法

過去問

英検2級の二次試験については、英検ウェブサイトからサンプル問題をダウンロードできます。ただし解説はないので、面接の練習には不向きです。ですから英検の過去問を使って二次試験の演習をしたいという方には、詳細な解説や答え方のアドバイスが掲載された、旺文社の過去問シリーズをおすすめします。じっくり取り組みたい方は、6回分の過去問を収録した『2018年度版 英検2級 過去6回全問題集』(CD別売)を、短期で実力を完成させたい方は、3回分の過去問を収録した『2017-2018年対応 短期完成 英検2級3回過去問集』(CD付)をご利用ください。本番同様のカラーの「問題カード」が付属しているほか、Web特典の動画「面接シミュレーション」「面接模範例」など、実際の二次試験を模擬体験できる工夫がたくさん盛り込まれています。

参考書

英検2級の面接対策にいちばんおすすめの参考書は、『英検2級 二次試験・面接 完全予想問題』(CD+DVD付)です。評価のポイントや自分の意見に説得力を持たせるコツといった情報に加え、豊富なQ&Aなど、受験者が不安に感じる点に対してきめ細やかに対応した内容となっています。付属の「問題カード」は、実際の試験と同様フルカラーで、本番の気分を模擬体験するのにぴったりです。また、強く読む部分やイントネーションの高低、ポーズなど音読の注意点が明記されていて、一人でも音読の練習ができるよう工夫が凝らされています。問題は10セット収録されており、数をこなしてトレーニングすることもできます。

『英検2級 二次試験・面接 完全予想問題』
本書の特長はなんといっても付属のDVDです。面接試験中のようすはもちろん、会場到着から試験開始までの待ち時間や、試験終了後の動きまで、すべてを映像で確認することができるのです。また「面接のシミュレーションをしよう」を再生すれば、実際に面接委員と対面になって面接を受けてみることができるようになっています。この本で勉強すれば、自信を持って面接に臨めます!

『英検2級 二次試験・面接 完全予想問題』を使った効果的な学習方法は、以下のとおりです。まず「面接シミュレーション」のページを読んで、二次試験の流れを把握します。それから、カラーの「問題カード」を切り離し、付属CDをかけて、実際の二次試験を受ける気持ちで解答してみます。自分の解答はスマホなどで録音し、あとで解答例と比較して、問題点を洗い出しましょう。「パッセージの音読」は、「音読の攻略」ページと突き合わせて、太字・赤字で示された注意点をクリアできているか確認します。時間があれば同じ問題にもう一度トライして、完璧な解答例に近い内容の答えが実際に口から出るかどうか、確認することが望ましいでしょう。そして仕上げにDVDコンテンツの「面接のシミュレーションをしよう」で、本番同様の模擬試験を体験してみます。このようにすれば本番でもリラックスして、実力を発揮できることでしょう。

練習方法

英検2級の二次試験対策は、実際に声を出しアイコンタクトを取る演習を、何度もこなすことが大事です。「イメージトレーニングでいいや」と頭の中の練習だけにとどめていると、いざ本番というときに口がうまく動かなかったり、知らず知らず小声や伏し目になってしまったりする恐れがあります。できれば先生や友人に面接委員役を務めてもらいましょう。相手がいない場合はぬいぐるみを代わりに置くという手もあります。発声やアイコンタクトは体で覚えることによって、緊張した状態でも自然にできるようになるものです。練習の回数を重ねて身につけてしまいましょう。

演習の際、声を録音してあとで聞きなおすことも大事です。録音せずに済ませてしまうと、実際には不正確な発音をしているのに正しく言えているように錯覚したり、時制や複数形などをミスしているのに気づかなかったりしがちだからです。他人が聞きやすいよう明瞭に話しているか、声の大きさは十分か、発音や抑揚は正しいか、過去形と現在形を混用していないかなどを、客観的に分析・判定し、改善するよう心がけましょう。

演習の際はいつも本番のつもりで、緊張感を持って練習することも大事です。「どうせ練習だから」と時間制限をゆるめたり辞書を引いたりしながら演習をしていると、本番で慌ててしまったり、単語を忘れたときに対応できなかったりしますよ。時間が不足しても冷静に対処する、思い出せない言葉は即座に別の単語で言い換える、といったことができるよう、日頃から、本番同様の練習を積んでおきましょう。

面接ノウハウ

アティチュード(態度・姿勢)について

英検2級の二次試験では、アティチュード(態度・姿勢)も評価対象となっています。具体的にいうと、発声の明瞭さや反応の自然さ、積極性なども採点されるという意味です。ですから、積極的にコミュニケーションしようとする姿勢を見せ、相手に聞き取りやすいよう、大きな声ではきはきと話しましょう。入室から退室までの態度のすべてが評価されるので、無言で勝手に席に着いたり、目も見ずボソボソ答えたりなどはしないよう気をつけましょう。質問をされたら、「完璧に答えなくては!」と悩んで不自然な間をあけるより、Well, などと言って会話をつなぐ方が好印象です。

いちばんいけないのは、黙ってしまうことです。英語を話すスキルは未熟でも、知っている単語や文法を活用して自分の意志を伝えようとする姿勢があれば、アティチュードの評価はプラスになります。文法などでミスをしたとしても、明快に Excuse me. と言って仕切りなおせば大丈夫です。とにかく避けたいのは、「失敗した…」と諦めて投げやりになったり、発音の悪さや苦手意識をごまかそうとしてモゴモゴと不明瞭にしゃべったりすることです。

シチュエーション別・覚えておきたい英語表現

面接委員に聞き返すときの言い方は?

● I beg your pardon?(もう一度言っていただけますか?)
面接委員の言ったことが聞き取れなかった場合は、聞き返しても大丈夫です。I beg your pardon? と言って、もう一度言ってもらうようにしましょう。Could you say that again? や Pardon?、Excuse me? などの表現も使えます。ただし、度が過ぎる聞き返しはNGです。反応が不自然だということでアティチュードに響きますし、「この受験者はリスニング力が低いのだ」と判断されて、次の質問へ進められてしまうかもしれません。

考える時間がほしいときは?

● Well, (ええと…)
ちょっと考えてから答えたいときは、Well, と言って考え中であることを伝えましょう。Let’s see. や Let me see. なども使えます。Hmm. と言ったり、質問されたことをゆっくり繰り返したりするという方法もあります。無言で考え込むことだけは避けましょう。「聞き取れないのだな」「受け答えができないのだな」と誤解され、最悪の場合、次の質問へ進められてしまいます。

質問の内容がわからないときは?

● I am sorry, but could you repeat the question again?(すみませんが、質問をもう一度繰り返していただけますか?)
面接委員の質問の意味がわからないとき、まずすべきことは、その質問をもう一度言ってもらうことです。前述の Pardon? や Excuse me? などの他に、I am sorry, but could you repeat the question again? という表現も使えます。ただし、質問の単語の意味を聞いたり、別の言葉に言い換えてくれるように頼んだりしても、答えてはもらえません。ですからどうしてもわからない場合は、聞き取れた範囲の語句から意味を類推して、堂々とした態度で答えるようにしましょう。

よくないのは小声でゴニョゴニョ言ってごまかすことです。また I don’t know. も、「わからないのか、では仕方ないね」と判断され、次の質問へ進められてしまいます。うっかり言ってしまった場合には、すぐ No, sorry. などと言って取り消しましょう。

まとめ

英検2級の二次試験の内容や勉強法、解答のコツが把握できたでしょうか? 問題の形式は一定なので、出題形式に慣れることによってスコアを上げることができます。「学問に王道なし」と言うとおり、地道な努力が合格へのカギです。日頃から耳と口を英語に慣らすよう心がけ、合格を目指してがんばってください!